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兵庫県がん・生殖医療ネットワーク
Oncofertility

出生前診療外来について

若年がん女性の妊孕性温存に関する情報提供を速やかに行うために、2016年1月に兵庫県において「がん・生殖医療ネットワーク」を設立し、がん診療連携拠点病院と生殖医療施設が緊密に連携できるようになりました。2020年10月1日から男性も対象となっています。
2021年4月から、小児・AYA世代のがん患者等に対する妊孕性温存療法研究促進事業が開始(厚生労働省健康局がん・疾病対策課)し、全国全ての地域で妊孕性温存の費用助成が行われています。さらに、2022年4月から、妊孕性温存後の生殖補助医療に対しても費用助成が開始されています。助成金額は下の表に示す通りです。

顕微鏡

妊孕性温存の助成

妊孕性温存療法 1回あたりの
助成金額
(2回まで)
①胚(受精卵)凍結 35万円
②未受精卵子凍結 20万円
③卵巣組織凍結 40万円
④精子凍結 2.5万円
⑤精子凍結
(精巣内精子採取)
35万円

妊孕性温存後の生殖補助医療の助成

妊孕性温存後の
生殖補助医療
1回あたりの
助成金額
(2回まで)
凍結した胚(受精卵)を用いた生殖補助医療 10万円
凍結した未受精卵子を用いた生殖補助医療 25万円
凍結した卵巣組織再移植後の生殖補助医療 30万円
凍結した精子を用いた生殖医療 30万円

研究促進事業ということで、助成金には妊孕性温存処置(温存後生殖補助医療)を受ける患者さんにFS(fertility & survivorship)リンクという専用アプリを取得してもらい、必要情報を適宜入力して頂く必要性があります。その他に、妊孕性温存主治医と原疾患主治医が署名した申請書類などを兵庫県庁に提出し、審査を経て助成金が受けられます。

兵庫県内の指定医療機関は兵庫医科大学病院、英ウイメンズクリニック、徐クリニックの3施設となります。助成金については兵庫県のホームページ(兵庫県小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業)を、研究促進事業やFSリンクについては日本がん・生殖医療学会のホームページをご確認ください。

兵庫医科大学病院でがん生殖外来を受診する際は下記のファイルをダウンロードして印刷し、原疾患の主治医の先生に『兵庫医科大学病院「妊孕性温存」相談申込書』に必要事項を記入のうえ、地域医療・総合相談センター宛にFAX(0798-45-6002)を依頼してください。患者さま本人から予約はできません。