
研修プログラム
Program
研修プログラムについて
専門研修プログラムの修了要件として、 基幹施設(当院)での研修は6か月以上、同一施設での研修が合計24か月以内、基幹施設ではない政令指定都市以外にある連携施設での地域医療研修が3か月以上含まれることが必要であり、定期的に面談を行い、この範囲の中で各個人の意向に沿ってプログラムを作成します。
また、兵庫医科大学病院の独自のプログラムとして、将来、産科婦人科医局入局、産婦人科専門医を志望する初期研修医に配慮したローテーションとして“産婦人科重点プログラム”があります。初期研修1年目に産婦人科を3ヶ月、2年目には産婦人科最低1ヶ月、NICUを含む小児科を2ヶ月研修し、さらに選択科では麻酔科を選択できる充実した研修プログラムとなっています。詳しくは兵庫医科大学病院ホームページの「卒後初期臨床研修」をご覧ください。

専攻医1年目
まずは特に正常分娩を取り扱えるようになることを重点とし、分娩の経験を増やし基本的知識を診療技術の修得を目指します。指導医と一緒に産科・婦人科・生殖医療などの病棟患者の主治医を担当します。その後は産科領域では正常分娩のみならず、異常分娩・異常妊娠の症例を担当し、帝王切開術の術者を経験します。婦人科領域では良性疾患や悪性疾患を担当し、化学療法・ホルモン療法などの基本的な知識を修得します。また基本的な手術の技術を修得し執刀を行い、経験を積みます。外来診療では産婦人科の基本的な診察法や検査について研修し、妊婦健診、婦人科外来、生殖センター、出生前診断などのシュライバーを経験し、基本的知識や技術の修得を目指します。正常分娩、異常分娩、帝王切開などを経験した後は、大学病院での当直(副直)に加えて、関連病院等での産科当直をおこない、分娩や時間外診療の経験を積みます。

専攻医2年目
引き続き産科・婦人科・生殖医療の症例を主治医として受け持ち経験します。手術の執刀する機会が多くなり更なる知識と手技の修得を目指します。子宮全摘術の執刀や子宮悪性手術の第一助手などを経験します。関連病院での産科・婦人科外来診療を行う機会を設けます。生殖医療の研修として関連病院の外来を経験することができます。学術面では日本産科婦人科学会を含めた学術講演会で指導の下に発表します。症例報告を指導の下にまとめ、論文として投稿を目指します。

専攻医3年目
外来主治医としても産科・婦人科・生殖不妊の症例を主治医として受け持ち経験します。腹腔鏡手術やロボット支援下手術に携わる機会も多くなります。婦人科腫瘍では手術療法のみならず、化学療法、放射線療法などを組み合わせる集学的治療を学び、上級医とともに主治医として治療をおこないます。個人の希望を配慮し周産期・腫瘍の専門病院(関連病院)で研修する機会を設けます。次年度での日本産科婦人科学会専門医の取得を目指し、十分な症例を幅広く経験し知識と技術を修得します。

専門研修プログラム終了後
外来主治医としても産科・婦人科・生殖不妊の症例を主治医として受け持ち経験します。腹腔鏡手術やロボット支援下手術に携わる機会も多くなります。婦人科腫瘍では手術療法のみならず、化学療法、放射線療法などを組み合わせる集学的治療を学び、上級医とともに主治医として治療をおこないます。個人の希望を配慮し周産期・腫瘍の専門病院(関連病院)で研修する機会を設けます。次年度での日本産科婦人科学会専門医の取得を目指し、十分な症例を幅広く経験し知識と技術を修得します。

研修プログラム例
専攻医Aさんの場合
専攻医Bさんの場合
専攻医Cさんの場合
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〒663-8501
西宮市武庫川町1-1
兵庫医科大学医学部 産科婦人科学講座